SDGs推進の場づくりで触れることの多い「アース・オーバーシュート・デイ」
環境の日である6月5日、今年の「アース・オーバーシュート・デイ」を8月22日と定めたことが発表されました。
https://www.overshootday.org/ トップページより
二酸化炭素吸収地(カーボンフットプリント):化石燃料の燃焼から排出されるCO2で、海によって吸収される分を除いた量を吸収するのに必要とされる森林地の面積
耕作地:人間の消費向けの食糧および繊維、家畜向けの資料、油料作物およびゴムを生産するために利用されている土地面積をあらわす。
牧草地:肉製品、乳製品、皮革および羊毛製品用に家畜を飼育するために利用されている土地面積をあらわす漁場:海産と淡水産の漁獲・採取データに基づいて、漁獲・採取された水産物を育てるのに必要な、一次生産量(植物連鎖を通じた植物プランクトンの必要量)の推計値から計算
生産能力阻害地:交通、住宅、産業用施設、そして水力発電用の貯水池を含む各種施設によっておおわれている土地の面積をあらわす。
森林地:木材製品、パルプ、および薪を生産するために必要な森林面積をあらわす。
簡単な例え話をいつもしています。
「毎年1月1日に100万円の生活費が銀行に振り込まれるとして、その100万円が無くなってしまう日」「その日以降は、借金をするか前借り(これも借金ですが)をするか、はたまたその他の何かで生活していかなければならない」こう言った内容です。
これまでは、このような推移をしています。いわば順調に減らしてしまっている。
1990年12月7日
2000年11月1日
2010年8月21日
2016年8月8日
2017年8月2日
2018年8月1日
2019年7月29日
ただ、近年は1年ごとの「アース・オーバーシュート・デイ」の短縮傾向は緩やかになっており、いつか逆転の歯車が回り始めるだろうと思っていました。
今回は、新型コロナウイルス感染症が、その逆回りの歯車を回すきっかけになったということですね。世界中で環境の本来の姿が現れました、それは何十年も見えてこなかったもの。私たち人間の活動によって覆われてしまっていた、本来の地球の姿です。
・大気汚染は改善、野生動物は街中に…… 新型コロナウイルスによって世界各地の都市環境が変化している
・世界の都市の大気汚染、ロックダウンで異例の改善
大気汚染の影響と経済の低迷は、天秤にかけられるものではないのかもしれませんが、、、人間の活動の影響を示す、膨大なデータが得られたことは間違いありません。
The Novel Coronavirus Pandemic Has Caused Humanity’s Ecological Footprint To Contract. However, True Sustainability That Allows All To Thrive On Earth Can Only Be Achieved By Design, Not Disaster.
新しいコロナウイルスのパンデミックにより、人類のエコロジカルフットプリントが縮小しました。しかし、すべてが地球で繁栄することを可能にする真の持続可能性は、災害ではなく、デザインによってのみ達成することができます。
予期せぬ災害によって、目の当たりにした自然。
私たちの確かな意思で、着実に持続していきましょう。
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